月に一度だけ開店する、ログハウスのパン屋さんがある・・・聞いたのは、2週間ほど前。
しかも場所を聞くと・・・（オープンしているとしたら、ですが）津市美里町のM子宅から一番近いパン屋さんです！

次回の開店は8月6日（土）というわけなので、ワクワク。
その一週間前には我慢できず、お店を探しに行く始末。

しかし聞いた住所のあたりまで行っても、ログハウスは見当たらず・・・
本当に一週間後にオープンするの・・・？　と、ちょっと不安な気持ち。

そして8月6日、当日。

再度、教えてもらった道を。
津市内の163号線、『大黒屋』さんの信号を長谷山方面に。
すると・・・。

ありました！
通りより、さらに一本入っているものの、『パン販売』のノボリがはためいてるので、目立っています！

ログハウスのパン屋さん『こむぎばたけ』。

ノボリやボードが手作り感満載。
可愛らしいです。

本当に、「おうちの玄関先でパン屋さんオープン」状態。
とはいえ、パンは本格的かつ種類も豊富です！

なんと販売するパンは、毎回14～5種類。
画像は、今月のおすすめパン『ブルーベリーベーグル』『トマトバジルベーグル』『ポテトパン』『オニオンチーズロール』『フォカッチャ』。
『メロンパン』と新商品の『モロヘイヤパン』。
ほかにも『かぼちゃパン』や『ブドウパン』『食パン（プレーン、レーズン、クルミ）』などなど…。

トマトとバジルのベーグルには、朝摘みたてのバジルが使われていて、うっとりするほどの薫り高さ。
ふんわりモチモチで、絶品です。

ポテトパンは生地自体にポテトが練りこまれているのか、もっちり度がすごい！

オニオンチーズロールにはオニオンの入ったパン生地の中にクリームチーズ、そして上にもチーズがとろけていて、チーズ好きにはたまりません。
しかも中に入っているクリームチーズも、酸味が少なくマイルドでミルクの味を感じます！

フォカッチャはこれまた摘みたてのローズマリーの香りが素晴らしい。
モロヘイヤパンは・・・。

ここまで読んでお分かりでしょうが、つまり、かなりの種類のパンを購入し、実食したわけです。

はっきり言って、美味しいです。
どれを食べてもハズレなし！

おおお。
なんと、これらの素敵パンを作っているのは、この可憐な奥様、野田寿美子さん。
妹さんの紀平信子さんと2人で、月に一度のパン屋さんをオープンしているのです。

オープンの10時を前に、次々と焼きあがるパンたち。
仕込みをはじめるのは、なんと深夜12時過ぎからだそう！

「月に一回だからできるんですよ」と、野田さん。

見よ！この美しい焼き上がりのパンを！

素材にこだわり、小麦は国産のものを使用。
モロヘイヤは地元産。
バジルやローズマリーは自家菜園で。
お砂糖は三温糖を。
その他、バターなどの材料は、野田さんが気に入った選りすぐりのものを使っています。

使い込まれた器具。
野田さんは、数年前までは東京で暮らしており、パン教室の講師をしていたそう。
旦那様の定年を機に、故郷である三重県津市に帰郷し、3年ほど前から『こむぎばたけ』をはじめたのだとか。
3年前といえば、すでにM子は、美里町在住・・・なぜ今まで気づかなかったのか！
己のボンクラ加減に腹が立ちます。

と、お話をしている間にオープンの10時を迎え、何組かのお客さんが。
常連さんのようです。
お客さんは近所の方・・・と思いきや、そうでもなく。
知り合いなどの口コミがほとんどで、かえって近くの方はあまり来られないとか。

「この辺りの人は、あまりパンを食べないのかしら・・・」

いやいやいや、食べますよ！
しかし…この、いやしい私が3年間気づかなかったぐらいの、隠れ家っぷり。
そうそう見つけられる人がいなかったのでは。

少なくとも知ってしまった私は、毎月通いたいです！

今回一番印象に残ったのは、野田さんの表情。
常に楽しそうで、焦らずマイペース（しかも手際がよい！）で、パン作りを楽しんでいるのが伝わってきました。

そんなパン作りの楽しさを伝えるため、月に一度のパン屋さんのほか、パン教室も開催。
教室は3クラスだそうで、開催は不定期。生徒さんのスケジュールが会ったときが開催日だそうです。
わ、私も参加できるかしらん・・・。

ご馳走様でした！

旦那様の美光（よしみつ）さんは、このログハウスで、蕎麦打ち教室『一笑庵』を開催しています。
蕎麦打ちに興味のある方は是非！